鍵をなくしやすいタイミングってある?

わたしたちの生活において、鍵を失くすと大変不便な状況に陥ります。
しかしだからといって、鍵は失くさないようにしまっておけるものではありません。日常的に、しかも重要な場面で使うからこそ、鍵はとても便利な道具といえるのです。わたしたちにできることは、鍵をしまうことではなく、失くさないように使うことですが、そのためにはどのような場面で鍵を紛失してしまうケースが多いのかを知る必要があるのです。

それでは鍵を失くしてしまうタイミングというのはどんなときでしょうか。考えられるのは、飲み会などのお酒の席でしょう。鍵のみならず、財布やスマートフォンを紛失したというアクシデントはよく聞こえてきますし、多くの紛失物はそうしたアルコールによって人の冷静な判断が狂ったときに発生することが多いのは、おそらく容易に想像が付くというものでしょう。
しかしお酒の席において起きるアクシデントというものは、ある意味予防することもできるはずです。カバンの中にお財布も鍵もきちんとしまっておくことが重要でしょうし、何より飲みすぎないことが多くのトラブルの予防につながることは言うまでもありません。

ところが実際に鍵を使う場面においては、そうした予防措置はなかなか効果がありません。鍵の紛失の多くは、おそらく「ついうっかりどこかに鍵を置いてしまった」タイミングに起きることであり、それはすなわち鍵を使おうとする場面だと言えるのです。
つまり鍵を紛失しないようにする最も有効な方法は、鍵を使う機会を極力減らすことなのです。鍵が何かと一緒に仕舞われていたりした場合、本来は鍵が必要ない場面でも鍵を取り出すことになりますが、これは明らかに鍵の紛失リスクを高める愚行と言えるでしょう。同じ理由で鍵を別の用途に使うのもご法度でしょう。

鍵は鍵として使い、それ以外の場面では取り出さなくて済むようにしておくことが、紛失を予防する有効な手段といえるのです。